過去の戦績からすると得意な烏丸。「その得意なコースで今シーズンまだ一度も登っていない表彰台の、できれば今回こそ一番上を狙う!」と考えるのが今までのパターン。
でも今年は、三度目の正直がやっぱりなかったメンタルさんのフォローとか、忘年会の余興の練習とか、なかなか治らない下痢だとか、例年に増して盛り沢山の12月に疲弊気味で、もうなんでもいいや、無事に新年を迎えられたらいいわ。などと後ろ向きに構えていた。いや、寧ろ先週の不幸事で、一度は出走を諦めていた。
そんななか「明日は出走しますか?」という自転車仲間の問い合わせに、「まだイケルかもしらん」と一念発起、でもまずは妻の説得からwそこを、半ば強引にうっちゃって出走可となる。
とは言うものの、なかなか治らない下痢だとか、先週の不幸事だとかで全然乗れてないし、身体も動かしていない。しかも既に21時過ぎてるんですけどww。
ええい、ままよとシューズにスパイク着けて、バイクキャリア用意して、ウェアを用意してから付け焼き刃の5kmラン。GarminForerunner430が
この方法でハードリセットして復活したものの、やっぱりGPSの捕捉が遅いので身体が芯まで凍えてスタート。アゲスギナイアゲスギナイ、とキロ4分後半を並べて終了。冷えきった身体で子どもらや妻の咳き込みにびくびくしつつ、しっかりサンタの役割を果たして就寝。
今までのレースで得た教訓
1.試走で上げ過ぎない
2.クリンチャーなんだし空気圧は攻め過ぎない
3.レース前にはしっかり水分補給
を守り、しばらくレースから遠のいていたのでせっせと場所取り。シードなしの最前列に並ぶ。
C4Aで先に昇格を決めた知人に続くぞ、と意気込みながらもいい感じにリラックスしてスタートを迎えられた。
スタートスプリントは控えめに、最初の緩やかなキャンバーコーナーは大外から回り込む。
最初の泥キャンバーの洗礼を浴びる集団内で、肘や肩を使いながら自分のラインを凡そキープし、大幅にジャンプアップ。土手の最上部に到り、視界が眼下に広がる。と、下りに備えたブレーキングをしたところへ後続からぶつけられる。
転倒は避けたものの踏み込みが軽い。視界の隅にインナー側に落ちているチェーンが見える。チェーンを落としたまま土手を下り、すぐさま降車。チェーンをインナーギアに乗せてクランクを逆回し。チェーンがFDのガイドプレートに引っかかりクランクが動かない。後ろを集団が過行く気配に気持ちが焦る。
何秒ロスしたろう?ほんの僅かだった筈が、バイクに飛び乗った時には半分程に抜かれていた様子。その後しばらく走って何人か抜いても番手を読み上げてくださる観客によると20番代。
表彰台をまたもや逃したか、と落ち込むより先に、それでは希望ヶ丘のシードをとる。と追走の力を込める。
試走では乗れたけれど、今までの教訓から担ぎに決めていた泥川を越えた後のキャンバーは担いで順位をジャンプアップ。でも、無理して抜かない。前走者が歩いているなら回復のために歩けばいいじゃんwで、飛び乗った後にさらっとかわす。
知人らの応援が嬉しい。届くかわからないけれど「おうっ」だったか「はいっ」だったかで応える。
今回は、周回を重ねても順位を読み上げてくださる方がいて、着実に順位を上げているのはわかっていたけれど、最終周の鐘が鳴らされるまえに聞いたのが8位だか9位だか。
そろそろ次の走者が見えない。
もうギアをあげる余裕は残っていないけれど、あと2つか1つでも順位を上げたいと、タレずに頑張る。サドルを2㎜程下げたおかげか腰の痛みも出てこない。
みんな苦しいんだぜっ。と踏ん張って(キャンバーでは踏ん張り切れず滑落したけどw)、1位のボディーナンバーがコールされた後、最後のストレートに入る前に1人交わしてそのままゴール。
順位が気になるところだけれど発表を待つ時間があるわけもなく、早々に片付けてチームメイトや知人への挨拶もそこそこに帰宅。
後で知った順位は思いの外上位だったりしたので、希望ヶ丘は出走できれば最前列スタート。
去年は、烏丸4位の後、次戦の希望ヶ丘で最前列スタートにもかかわらず、大失速で7位のイメージしかないけれど、前走者と同じ轍を踏みがちなシクロクロス競技ではあるものの、去年と同じ轍を踏まないようにしたい。
リザルト:5/54