20120703

太陽が暑いので



今季何番目かの勢いで太陽が照りつけるものだから、
狂おしいほどに旅愁を掻き立てられる。

近くだけど見えないところから聞こえてくるツーサイクルエンジンの回転音と漂ってくる草いきれ。
ひっそりとした涼感をもたらす木立の薄暗さと針葉樹の香り。
アスファルトが照り返すタイヤを溶かしそうな熱気と肌が焼ける感覚。
人気のない峠道で待ち構える灯りのない隧道の首筋を狙ってくる滲み出た雨水。

夏はもうすぐ。
小学生みたいに真っ黒になるまで走り回りたい。


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いちねんの終わりに

道の先に朝陽のあたる様子、今年の私の境遇を暗示するようであったと、今思い返します。 この山を乗り越えれば、と汗ばむ初夏を今年も駆けずり回った。 片や村には祭が戻りました。 皆の新年に幸多からんことを、切に願わずにはいられません。 青信号は「進んでもよい」? 否、進め、いざ!