20131002
夕陽
この一,二週の間に少しは手応えを感じられるほど僕の中で形作られ、絵まで与えられていた書くつもりだったコトをすっかり失念してしまった。
それが形作られたと言い得るものだっただけに、そこそこの喪失感を伴っているのが厄介で、どう扱ったものかと思案したところ、内祝でもらった小瓶の日本酒で強かに酔っ払った勢いにまかせて、その残滓を掬い上げ、何やらよく判らない想念や躊躇いとを捏ねくりまわして作り上げたのが、すなわちこの文章である。
今はもう失われてしまって久しい僕が憧憬を抱かざるを得ない人や時代、それらは目蓋を閉じてもそこに陽のあることが感じられるように、すぐ傍にあったことを夕陽が思い至らせてくれる。
しかし、それと同時に不可逆の壁が徐々に僕らを押し出して、それらから遠ざかっていっていることをも併せて痛感させる。現に2013年の夏は去り、秋がすっかり我が物顔でそこに居座っているではないか。
一日の終わりを迎えての、積み残し、後悔、その慰めのために夕陽はこんなに美しいのだと思う。
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